介護業界プロによる、高齢者向け住宅、老人ホームのご提案

2.在宅介護か老人ホームか

在宅介護か、老人ホームか
在宅介護か老人ホームか、非常に悩ましい問題ですね、本来は老人ホームや施設で過ごす方が安心安全だと思いますが、簡単には決定できないことです。なぜなら親を捨てるような罪悪感が必ずあるからですね。ですが、特に認知症を患っている場合は症状が進むと大変危険な状態が起きる事がありますので、将来を考えて在宅介護か、老人ホーム、施設にご入居するかを考えて下さいね。

 

 

在宅介護は大変ですか。

国が現在推奨しているのが「在宅介護」です。
ですが、在宅介護はとても難しいのです。
前の記事でも書きましたが、身内同士は、どうしても感情的になってしまい、トラブルが絶えないのが現実です。
徹底して「笑顔で対応できる」という方はとても少ないと思います。
私の経験では、親の介護疲れで「うつ病」になったり、生活が乱れてしまう事が多いようです。

優れた経験のあるケアマネージャー

在宅介護は、役所に相談することからはじめます。
その時、ケアマネージャーを紹介されますが、良い介護、安全な介護を受けるには、このケアマネージャーとの出会い、関りで大きく変わってきます。
何故なら、訪問介護、訪問看護、デイサービス等、すべてケアマネージャーが紹介してくれたり、施設訪問に同行してくれたりします。
そこで、きちんとプロの目で意見を頂けるのもケアマネージャーだからです。
私も仕事で50人程度のケアマネジャーと面識がありますが、個々の方針で、かなり介護への考え方や相談に乗ってくれる時間が違います。
当然人間同士ですから、相性もありますのでじっくりケアマネージャーを決める事が重要です。
因みに、私が1番信頼出来たケアマネージャーさんは、日赤で看護師長経験後、定年で退職されてケアマネージャーの資格を取得された方で、介護上がりのケアマネージャーとは比較できないレベルの素晴らしい方です。
1人のケアマネージャーは30人しか担当できないので、
いつお会いしてもキャンセル待ち状態でした。
まっ、この様なケアマネージャーは異色でして、運次第ですねと言うしかありません。
ただ、注意したいのは施設ケアマネージャーです。
社会福祉法人の場合は当然、施設ケアマネージャーが担当しますが。
民間の老人ホームで、住宅型有料老人ホーム、サービス付高齢者向け住宅等では、介護サービスを外部事業者で受ける事が出来るのですが、民間の場合は、訪問介護、デイサービス、ケアマネージャーまで抱え込んでいる場合がほとんどです。
当然、運営会社の方針を意識したケアプランを提供するケアマネージャーになります。
私の運営する事業所では、ケアマネージャーをあえて外部の方にお願いしておりました。
施設ケアマネージャーに比べてご家族中心にケアプランを提供して頂けるからです。
中立な立場でお付き合いできるケアマネージャーなんですね。

デイサービスと訪問介護

認知症の親が介護認定を受けていれば、まず介護保険を利用して、
・デイサービスに通う
・訪問介護サービスを利用する。
まず、在宅介護での基本はこの2つがメインとなります。
そしてどうしても家を数日あける場合は、ショートスティサービスを利用する事になります。
さてデイサービスですが、じっくり選ばないといけません、自分の親と同じ位の介護度が多いか、少ないかという事もとても大切な判断材料になります。
要介護1と要介護4では、まったく症状が違いますから、同じ時間を過ごす事はとてもつらい事です。
「認知症の場合」受け入れない場合も多いので、できれば「認知症型デイサービス」を探す事がベストともいえます。
訪問介護サービスですが、事業者は沢山有りますので、色々な事業者さんにお願いをしてみることが大切です。
近所だからというのも大切ですが、ケアマネージャーさんに良く話を聞いて、ご紹介して頂くのが一般的です。
訪問介護ヘルパーは資格者ではないので、あくまで講習受講者ですから、経験により大きくサービスの質が違います。
訪問介護サービスは、お客様宅でサービスを行いますから、当然、親切丁寧が基本ですし、介護系の職員としてはとてもレベルが高い方が多いのも事実です。
但し、過去には一人暮らしの高齢者のお金を盗んだりという事件も多々有りましたので、きちんと様子を確認することもお互いの為に必要です。
問題が有るようでしたら、ケアマネージャーにすぐ相談することをお勧めします。
ショートスティは、特別養護老人ホームや小規模多機能施設といったところでサービスを受けることができます。
また民間の「住宅型有料老人ホーム」や「サービス付高齢者住宅」でもご相談をすることができます。
因みに弊社ではショートステイも受け付けております。
ショートステイの現状ですが、ほとんどの方がショートではなくロングになっているのが現状です。
月に1回だけご自宅に帰宅することで、その後も契約が継続するので、結果短期ではなく入所、入居のようになってしまいます。
待機待ちの特別養護老人ホームに入居希望の場合、まずショートスティを利用して待機待ちに申し込んでおくのも多少有利になるようです。
但し、要介護度が4以上でないと結果待機待ちがずっと続くのが一般的です。

 

在宅介護の現状

親の介護の為に子供が実家に戻り「在宅介護」をする、これ親だから当然と言われてしまう。
そして、長く務めた会社を退職して在宅介護に時間を費やす、このパターンがとても多いのです。
私は、このパターンは絶対おすすめしませんし、とても危険だと思います。
忘れて欲しくないのは、身近に介護のプロが沢山いること、介護保険を利用することで、かなり自分の負担が減る事。
そして昔の様に老人ホームや施設に入居することは今はいたって当然の事ですので、気にしない事です。
周りの身内は、お金も出さないのに「親不孝」だとか言いますから、こっそりホームに入居することがベストです。
私の場合もそうでした、在宅介護を知ったふりで、自分の親だから苦労するのは当然でしょ、なんて言う人もいました。
ですから、こっそり入居をしました、忘れたころに親戚が連絡してきましたが、静養中といいました。
6年で1回だけ面会にきました、それっきりきません、そんなものなのですね。
周りに何を言われようと、「自分の人生を」生きて行かなければなりません。
大変ですが、きちんと強い気持ちで決定してください。

 

私の結論

認知症で徘徊や、暴力、不潔行為が始まったら、若しくは認知症だけで要介護2~3になったら、在宅介護は限界です。
老人ホームや老人施設に入居することをお勧めします。
徘徊の現実はすっごく大変で、精神的にもかなり辛いですよ、
ある日買い物に行ったら、夜中になっても帰宅しない、そして30kmも離れた警察から連絡が入る。
これは本当に大変です、我が家もそうでしたから、夜中に警察まで何度も迎えに行きました。
翌日仕事ですが、まさか迎えに行かないわけにはいけませんよね、翌日は当然睡眠不足です。
こうなったら、在宅介護の限界と判断するべきです。
無理せず、意地をはらず、プロにお任せしましょう、病気になったら病院、認知症が進んだら老人ホームor施設、とても普通な事ですよね。

 


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