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身内を介護する難しさ ~母親の場合~

身内の介護 母親


 

身内を介護するのがどれほど難しいか、ご経験のあるかたはお分かりでしょう。
なぜ、身内を介護するのが難しいのでしょうか?
それはお世話するほうも、される方も身内という甘えから感情的になりやすいからです。
アルツハイマー型認知症を患うと、脳の前頭葉という部位が萎縮して、感情を抑えられなくなることがあります。
これまで以上に、あるいは今までとは人が変わったように怒りっぽくなり、怒鳴り散らしたり、時には暴力をふるうこともあります。
自分の親であり、子供である場合、ついお互いが感情的になり傷つけあうことが少なからずあります。
認知症の方の場合は見境いなく自分の感情を爆発させるのですから介護する身内は、たまったものではありません。
今までしっかりしていた親が急に弱々しくなったり、豹変したりするのを見てショックを受けるということもありますしね。
また、子供たちは成人していますから、それぞれ仕事や家庭を持っています。
毎日、自分たちの生活で精いっぱいなのに、親の介護まで余裕を持って行うことは難しいです。
自分の親が認知症などで介護が必要になった時のことを考えて、あらかじめ準備している人って少ないですよね?
でも、身内の介護ってある日突然、急に訪れるものなのです。
自分も親もまだ若くて、介護とは無縁だった頃は想像もできなかったと思います。
親は健康で、長生きしてくれるものだとばかり思っていたのです。
うちの場合は父親より、母親の認知の方が心配でした。
というのも、65歳を超えたあたりから母の言動が少しずつおかしくなっていったからです。
最初はこんな感じでした。
・同じ話を何度も何度も繰り返す。
・身内(兄弟姉妹や私たち子供のこと)の名前を間違える
・母親が子供だった頃のことは鮮明に覚えていて、その話をする
・怒りっぽくなり、ちょっとしたことで怒りのスイッチが入る
そのうち母自身からこんな言葉が時々出るようになりました。
「なんだか最近、頭がボーっと真っ白になって、何もわからなくなることがある」
これ、認知症の自覚症状じゃないですかね?
自分の体の変化に気づいていたんだと思うのです。
その頃、巷では「認知症」や「認知症ケア」の話題が徐々にニュースや情報番組などで取り上げられるようになってきていました。
父も私も母の様子が変わってきたので心配になり、何度か受診を勧めていました。
その頃はまだ認知症の専門医も少なく、「もの忘れ外来」ができたのは、母に異常が出始めてから数年後のことでした。
それで、母に受診を勧めるのは「精神科」や「精神内科」と呼ばれるところ。
当然ながら母は、そんな「科」に行くのは断固、拒否していましたが。
当の本人はもとより、父も母親を受診させることに反対でした。
父は母の精神が病んできていることを世間に知られるのが格好悪い、内蔵の病気でもないのに診療費を払うのがもったいない、という考えの人でした。
ここにまず一つ、身内を介護する難しさがあると思います。
肝心な家族の同意を得られないのです。
誰でも身内が精神的におかしくなってきたことを認めたくはないと思いますが、もしもこれが他人だったらもっと冷静に判断できると思うのです。
しかし、身内だからという甘えと油断が、認知症という病気を見逃してしまうんですよね。
母親が認知症になった時、特に現実逃避するのが息子だったり伴侶だったりします。
息子も伴侶も自分の母親・女房がおかしくなったなんて絶対に認めないのが普通です。
うちの場合もまさにそうでした。
一方、娘の場合は割と冷静に母親の状況を観察しています。
女性の方が現実的でもあるようで、早い時期から介護について考えるようになります。
結局、その頃、母親を受診させることも、ましてや訪問介護やデイサービスを利用することもできずに母の認知症はますます、進んでいくことになりました。
身内を介護するのは、実際に介護する前の段階から難しいこともあるのです。
認知症を含めて親の介護が必要になりそうなとき、まずは住んでいる地域の市町村役場へ行ってご相談されることをおススメします。
身内の介護の難しいと感じたら、出来るだけ第3者の力を借りて、まずは介護認定から、そのあと、必要ならデイサービスや訪問介護の利用、ゆくゆくは介護施設への入居などの準備を始めましょう。
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