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こんな介護職員は嫌だ!親を預けた施設は大丈夫?

こんな介護職員は嫌だ!
介護難民生活から脱出してやっと、まともな施設に母を入居させることができたと喜んだのもつかの間。
実はこの施設、建物は立派なのですが、職員が残念だったのです。
母を預けた施設に時々訪ねるようにしていたのですが、母の雰囲気が徐々に変わってきていました。
無認可で預けていた施設の時のように、母ができる仕事を与えられることもなく昼間は共有スペースであるリビングで他の入居者さんたちと過ごしているのですが、ただ椅子に座っているだけなんですね。
デイサービスのようにゲームをしたりカラオケを楽しんだり、散歩に行ったりと言うことが皆無だったんです。
施設長に聞いてみると「そういうことはデイサービスがやることで、この施設ではそういうサービスはしていません」ということでした。
確かに入居契約書には日ごろの認知症ケアのサービスについては掛かれていませんでしたし、近々デイサービスが併設されたらそちらでレクリエーションを行うという話はきいていました。
とはいえ、認知症の高齢者にもできる簡単な仕事はありますから、工夫次第で入居者が生きがいと言うか趣味を持って生活することはできたと思うんです。
そういう「仕事」が一切ない場所で母の認知症がどんどん進んでいったようでした。
昼間から他の入居者と一緒でも、喋ることはしないし、ただボーっと窓の外を眺めているだけ。
食事の時間に食事をし、入浴介助されて寝るだけの毎日です。
これではベッドで寝たきりになってしまう病院とあまり変わりません。
無認可とはいえ、介護のプロの女性にお世話していたことを知っている私としては何とも歯がゆい出来事でした。
とはいえ、母を退去させてまた別の施設を探す余裕はないし、施設を移った所で自分が理想とするような介護を受けられる保証もない。
認知症が進んでいく母を見ていることしかできませんでした。
その後、母を預けた施設を含めてケアマネージャーや以前お世話になったヘルパーさんに色々と話を聞いたりしていてわかったことがあります。
そんな「介護施設の実態」をご紹介します。

ダメダメな施設とは

外観が立派でも中身、つまり職員がダメダメな施設とはどんなところでしょうか。

介護職員がすぐ辞める

介護職員の離職率の高さは他の職種に類を見ないほど高く、それが人材不足の原因の一つになっています。
数ヵ所の民営の介護施設の話なんですが、介護職員の平均勤続年数が0.5年、つまり半年足らずで辞めてしまうということでした。
確かに高齢者の介護は、赤ちゃんのお世話に比べると体力的にも精神的にもキツイ仕事だと思います。
とはいえ、そういう職場であるとわかって入所してきているのに、少しでも不満があるとサッサと辞めてしまうらしいんですね。
実際、どこの施設でも介護職員の不足が深刻な問題なので、当の本人たちは「辞めても次がある」と思って、簡単に辞めちゃうんですよ。
でも世間は狭いですよね。
介護施設に介護用品や給食を提供してる業者さんは特によくご存じなんですが、「ここを辞めた◯◯さん、✕✕の施設に行ったよ」という話を流してくれるんですね~。
彼女、彼らは車通勤できる範囲であれば県内、市内のいたるところでヘルパー募集の求人広告を見るので再就職活動も簡単!と言うことなんでしょう。

介護職員のレベルの低さ

介護職員の中には介護の専門学校や看護学校を卒業して、立派に仕事を全うしている方も多くいますが、その一方で「結婚して退職、その後は専業主婦として家に入っていて、特に資格や技術がないから、とりあえずヘルパー2級を取っておこう」という人も多いのが事実です。
普通の職場を経験したことが無い人も多くて、そういう人が介護施設に入所すると、非常識な行動に出ることがあります。
仕事をしなくてもタイムカードを押しておけば給料をもらえるとか、手が掛かる高齢者の家族と喧嘩して退去させてしまえば自分の仕事がラクになる、給料のベースアップが見込めないから他の職員と示し合わせて複数人数が同時に辞めるなどです。
実際にこういった「職員の反乱」を許してしまうとその施設はもう死んだも同然。
ヘタするとそのまま閉所⇒倒産になってしまいます。
全部が全部そういう最低な職員ばかりではありませんが、介護施設の仕事の現場ではよく起こる問題だと言えます。
これは労働基準監督署に行った時に聞いた話なんですが、「労働問題を持ち込んでくる人の中でワースト1が介護業界の人間」と言うことでした。
彼ら、彼女らはとにかく会社に対する不満をぶちまけに来るようですが、会社側にも話を聞いてみると大半が介護職員の非常識と嘘と虚言が多いのだそうです。
今は労基(労働基準法)がかなり労働者側寄りになっているので、会社も労基違反するのが難しく、特に老人ホームでは労基に問題のある会社は指定業者取り消しになってしまうので、人事は戦々恐々としています。
労働時間、休暇、給料、人間関係などあらゆる面で職員に不利にならないように雇用関係を結びます。
会社がそれだけ努力しても、訳の分からない従業員に脅され引っ掻き回され、最悪、倒産という憂き目をみます。
老人ホームの仕事が3Kと騒がれた時期もありましたが、大半はそんなことないと思います。
就業時間いっぱいっぱい、身体介護しているわけでもなく、一日中、休みなく夜勤と日勤を繰り返すわけでもなく、言われているほど重労働とは思えないんですよね。
夜勤が大変なのは認めますが、「夜勤⇒明け⇒休み」のパターンでいくと、実際に働いているのは週に3日です。
夜勤明けは実質、休みですから労働はありませんし日勤に比べると時給が高いので、稼ぎたい!と思う人は好んで夜勤を選択するのです。
昼夜逆転の生活が苦手と言う人にはキツイ職場と言うことになりますが、中にはさほど忙しくない時間帯を選んでダブルワークで応募してくる人もいるので、仕事の割に給料がいいということもいえるんですよね。
ダブルワークで介護施設の夜勤をやっているナースに伺ったんですが、「病院のナースの激務に比べたら少人数の介護施設の夜勤なんてラクでしょうがない」そうです。
「一晩中 起きていなくてもいいし、決まった時間に安息確認して異常がなければ時々オムツ交換するくらいで他には大した仕事が無い」らしいです。
夜勤で大変なのは「特養」で、ここでは50名以上の入居者の介護を二人でしなければならず、一晩中オムツ交換に走り回っているのが常だそうです。
彼女たちがダブルワークに選ぶのは入居者が15名程度の小規模な施設なので、夜勤と言えどもさほど過酷ではないということでした。

施設長が威張っている

介護施設には必ず「施設長」が存在します。
職員のシフトを管理したり、介護保険点数計算したり、営業として入居者を探して来たりと、実に広範囲に及んで仕事をしています。
ところがこの施設長が勘違いして権力を振るうようになると、その施設はヤバイんですね
シフト管理など職員の管理は厳しく行い、その反面、権力を笠に着て職員に威張り散らす、職員の不満や不安を聞かない、施設の問題を経営者に法鵜国しないなどの暴挙に出ると施設はうまく回らなくなります。
経営者がしっかりと施設長を見ていればいいのですが、毎日管理、監督する時間が取れずにいると施設の雰囲気は段々と悪くなっていきます。
職員の不満はまず、シフトの組み方が気に食わない!ということから始まります。
好きな日に休めない、嫌いな入居者の介護ばかりさせられる、怒鳴られる、セクハラされるなど、不満はどんどんエスカレートしていきます。
介護職員は自分たちの要望が通らないとわかると今度は一致団結して「集団退職」と言う形で、会社をおどしにかかります。
そうなる前に施設長は職員をまとめなければいけないのですが、中には「自分の会社だ」と勘違いして徐々に「お山の大将」「裸の王様」になってしまうんです。
ある意味、介護施設の良しあしは施設長で決まるといえます。
経営者が信頼のおける施設長を雇わないと、やがて施設は荒れて崩壊し、閉鎖という最悪の事態になりかねません。

まとめ

介護施設の実態を現役ヘルパー、ケアマネージャー、経営者、介護業者、労務士、労働基準監督署などから実際に話を聞いてみると、やはり介護施設と言うのはいくら建物が新しくて立派でも、中で働く職員次第で良くも悪くもなるということがわかりました。
特に新しい施設は職員も新しい人ばかりなので、その実態、本性はわからないものです。
新しい施設がすべて悪いとは言えませんが、まじめな職員が定着するまでは自分勝手な職員が横行していることも事実です。
ある程度、時間が経って職員が落ち着き、しょっちゅう職員の顔ぶれが代わることが無くなれば安定した職場、施設になっているといえます。
入居を決める前に他の入居者の雰囲気をみたり、ご家族にお話を伺うなどができればその施設の実態が見えてくるのではないかと思います。
施設に見学に行って、職員が明るく対応してくれるかどうかと言うのも判断材料の一つになります。
ご自分の「勘」で、施設に暗い部分があるように感じたら見過ごさずに、納得いくまでよく観察してみると意外な発見があると思います。
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