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父の奇行-その①~認知症が始まった!?~

私の両親は15年ほど前にほぼ同時期に認知症になってしまいました。
父よりも認知症が進んだ母が食事の支度や掃除、洗濯が出来なくなったので調理師だった父が食事の支度をしてくれていたのですが、あるとき、スーパーから戻ってこない日がありました。
私が会社から帰宅して掃除や洗濯しながら待っていたのですが、いつまでたっても父が戻ってこない。
母に聞いてもわかるわけもなく仕方なく、あちこち捜し歩いたり親戚の家に電話をしたりしましたが一向に見つからない。
心配になって警察に連絡して捜索してもらうことにしたのですが、それでも見つからないのです。
一晩中、心配で起きていると明け方ひょっこりと帰ってきました。
話を聞くと「スーパーを出て自転車に乗った途端、右に行くのか左に行くのかわからなくなった」というのです。
もともと方向音痴だった父ですが、道がわからないまま間違った方向にどんどん進んでしまい、結局一晩中、自転車をこいでいたのです。
途中、出会った人に道を聞きながらやっとの思いで家までたどり着いたようでした。
真夏だったので脱水症状になって倒れているのではないかと心配しましたが、幸いどこも異常がなく、その場はおさまったのですがその日以来、ちょくちょく行方不明になることが増えてきました。
そのたびに警察に連絡して捜索してもらうことになったのですが、そのときそのときで行き場所が違うので、まず見つかりません。
もうそうなったら、帰ってくるまで待つしかないのです。
そんなことが続いた数ヵ月後、やはり「行方不明」になったと思ったらなんと、家から10km以上離れた、とある警察署から父が見つかったと連絡が入りました。
例のごとく、自転車で出かけて帰り道がわからなくなりどんどん進んでいくうちに警察署が見えたので、疲れ果ててそこに入って保護されたのでした。
事故に遭ったり、具合が悪くなって倒れていなくて良かったのですが、バイパス沿いにあるその警察署まではどうやっていくのよ?
父が無事、保護されたのはいいのですが私は車を持っていません。
連絡のあった警察署までは最寄りの駅から歩ける場所ではありませんし、真夜中で電車がそもそも走っていません。
結局、弟に連絡して車で迎えにきてもらうことにしました。
父が乗っていた自転車は後日、弟がレンタカーでワゴンを借りて取りに行ってくれることになりました。
最初に父が迷子になって行方不明になった日から数ヶ月後の出来事です。
それまでは迷子になるのが月に1回程度だったのが、その後は2週間に一度、1週間に一度という割合で増えていきました。
もう、私一人では対処できないと思いました。
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