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認知症で昼夜逆転生活!?

母が認知症でその行動がおかしくなって、家事が思うようにできなくなると、昼間テレビを見ながら寝ていることが多くなりました。
父はそんな母を恥ずかしく思って、今まで参加していたボランティア活動も辞めさせ、自転車の鍵も取り上げてしまいました。
外出を許されなくなっていたので仕方なく、母はテレビだけを友に一日中、家に閉じこもっている生活になっていったのでした。
これ、認知症の人には一番いけない方法ですね。
なぜって、外部との接触を断つということは話し相手が家族に限られるからです。
家族と話をするときは誰でも然程、気を遣いませんからおしゃべりをして脳を活性化する助けにはなりません・・・
今まではボランティアの仕事でポカしながらも、他人とのつながりで一応社会との接点を持って、それなりに頭も活動していたのです。
特に女性の場合、外出するときはお化粧するのが常ですから、それによって身ぎれいにする、他人に気を使うという神経が働きます。
他人と話をするときも気を使いますから、適度なストレスによって脳は活性化するわけです。
それなのに、ボランティアで仕事をミスして周りに迷惑をかけるようになったからと言って、それをすべて辞めさせてしまうのでは、折角の脳トレの機会を失ってしまうようなものです。
たとえば母は、目の不自由な人に資料を作る会の会計の仕事を任されていたのですが、認知が進むにつれて金銭管理ができなくなってきました。
そうなったら、会の責任者に話をして、できる仕事に替えてもらうなどして母の自信を失わせずに「自分も社会の役に立っている」意識を持たせることが大事だったのです。
父は昔気質の人間ですから、他人に迷惑をかけないよう、極力外出させないように、恥をかかないようにと外部と接触を行わないよう、すべてを遮断してしまいました。
母にとっては生き甲斐、やる気をそがれたようなものです・・・
ペットの世話、孫の世話、障害のある人の手助けや社会活動、レクリエーションなど、なんでもいいので本人が「自分が社会に存在する意味」を感じられるようにすることが大切です。
そんなわけで一日中、家にいるようになった母がやることといえばテレビを見ながら寝ることだけでした。

そうなると必然的に夜、目を覚ますことになります。

このところひどくなる「盗られ妄想」もあいまって、いきなり私の部屋に怒鳴り込んでくること、しばし。
「私のサンダルを黙って捨てただろう!返せ!」と、真夜中1時過ぎに怒鳴り込まれて、びっくりして目が覚める。
一度、怒りモードに入ると1時間は怒鳴り散らさないと気が済まないらしく、気が済むまでと思って黙って聞いている結果、寝不足になる・・・
こちらも怒鳴り返して大人しくさせるか、その場を離れるかしかありませんでした。
私の場合は、何日も寝不足状態が続いたので母よりもキツイ言葉で怒鳴り返して黙らせることをしていましたが、隣近所に迷惑だし、恥をさらしているようで、辛かったです。
人を怒鳴るってストレスになりますよね。
怒鳴られるのも嫌ですが、人を怒鳴るのも気分が悪いものです。
こんなことにならないよう、できるだけ昼間はいろいろと活動してもらって、夜は疲れてぐっすり眠ってもらうのがいいのですが。
それより本来は、専門医に診てもらって睡眠導入剤でも処方してもらえれば一番いいのです、本人にとっても、家族にとっても。
その後いよいよ母を受診させることになった日、母を傷つけないよう、「高齢者の定期健康診断」と言って、父と一緒に病院に行ったのですが、それは母の認知がかなり進んでしまった後でした。
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