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認知症の親を介護施設に入れるには?

親が認知症

親が認知症になった!さてどうしよう?

「身内の介護」の選択肢は色々ありますよ。
・在宅介護できますか?
・在宅でホームヘルパーやデイサービスを利用しますか?
・あるいは介護施設に入居させますか?

親が認知症になった場合の介護の方法はいくつかありますが、仕事を持っている・いないにかかわらず、身内の介護は難しいものです。

身内の介護が難しい理由

どうして身内の介護は難しいのでしょうか。

1.感情的になるから
2.一日中、見守りはできないから

親が認知症になると大変です。
物忘れが激しくなり、何度も同じことを言いだします。
普段からほとんど接触のない他人なら「また同じこと言ってる」で済みますが、顔を合わせている間中、同じことを繰り返し聞かれたり言われたりしたらイラっとしませんか。
はじめのうちは「頭の病気だから」と思ってやさしく接していても、そのうちイライラして付き合いきれなくなってきます。
同じことを何度も繰り返して話す以外に、問題行動を起こすことになりますね。

・昼夜の区別なく喚き散らす
・徘徊して迷子になる
・ガスや電気をつけっぱなしにして事故になる
・普段通りの生活(着替え、トイレ、入浴)ができなくなる

こうなると危なくて、身内は24時間見守りが必要になります。
そんなことは無理ですよね。
認知症の親を介護するのはやはりプロに任せるべきなんです。
介護施設に入れれば、基本的に一日24時間見守ってくれるので、事故にあわずに済むんです。

介護施設に入れる準備

認知症の親を介護施設に入れるにはいろいろ準備が必要になります。
といっても、介護認定などは、もよりの市役所や区役所の介護高齢課などに相談すればいいだけです。

介護認定を受ける

市や区の介護高齢課や福祉課に、親の状況などを伝えるとまずは介護認定を受けるように言われますね。
かかりつけのお医者さんがいれば、診断書を書いてもらってから介護認定の申請をすることになります。
普段から定期的に受診しているなら、診断書もスムーズに書いてもらえますが、では全く医者に掛かっていない、医者嫌いで外出もしない親の場合はどうすかという問題がありますね。
その場合は市や区の介護高齢課や福祉課の担当者に地域の包括支援センターを紹介してもらいます。
そこに相談して親を病院に連れていく方法とか、介護認定の受け方、その後の流れについて説明を受けるわけです。
私の母も実は病院嫌いで、何十年も医者にかかったことがありませんでした。
認知症の症状を発症して、問題行動を起こしているので早く介護認定を取りたかったのですが、本人は頑として通院を拒みます。
そこで、父親と一緒に「老人健診のお知らせが来たから、みんなで一緒に行こう」と誘ってみました。
受診するのが母だけでなく、父も一緒だということで納得したみたいです。
でも、中にはそれでも受診を拒否されることもあるでしょうから、そういう時は包括支援センターや、支援センターなどに相談することになります。
包括支援センターなどと書きましたが、地域によっては支援センターの代わりに老人保健施設を紹介されることもあるので例えば”〇〇ナーシングヴィラ”という所に直接相談することもあります。

担当のケアマネージャーをつける

親の介護認定が下りたらさっそく、担当のケアマネージャーをつけることになります。
ケアマネージャーは自分で選ぶのではなく、地域の役所や包括支援センターが決めてくれます。
ケアマネージャーは何をするかというと、ご本人やご家族の意向に沿ってどんな介護プランがあるのかを紹介してくれます。
ご本人の意向というよりは実際に介護をするご家族の希望に沿った方法を提供してくれますね。
訪問介護といって、介護ヘルパーを頼んで自宅介護するのか、週に何日かデイサービスに通わせるのか、あるいは介護施設を紹介してもらうなど、選択肢はいくつかあります。
親の介護の問題でありがちなのは「親は自分たちで面倒見るべきだ」と、介護施設に入居させるのを拒む身内がいることです。
特に、親と同居していない兄弟姉妹が厄介です。
親の介護って傍から見るよりもずーっと大変だということがわからないんですよね。
そういう兄弟姉妹がいたら、一度、認知症の親を介護することを体験してもらうのがいいかもしれません。
たとえ数日だけの介護だとしても、それだけで十分、身内が介護することの難しさを実感してもらえるはずですから。

親を入居させる施設を決めるには

いよいよ、親を介護施設に入れると決まったら、どこにどんな施設がるのかを探すことから始めます。
ここで注意してほしいのは、市役所や包括センターでは介護施設の紹介はしてくれないということです。
ですから、基本的には自分たちで介護施設を探すことになります。
ただ、担当のケアマネージャーがついてくれれば、適当な施設をいくつか紹介してくれますし、場合によっては一緒に見学に行ってくれます。
ケアマネージャーは独立して仕事をしている場合、いくつかの施設を掛け持ちで介護プランを立てたりしているので、自分が担当していて空きがある施設を紹介してくれるんです。
介護施設といっても色々種類がありますし、料金も様々なのでケアマネージャーに頼りきりではなく、ご自身でも施設を探したり見学することをお勧めします。

親を入居させたい介護施設

施設選びで大切なことってなんだろう?

ご両親を介護施設に入れるということは、生涯その施設で面倒見てもらうということですよね。
経済的なことを考えると、一時入居金や月額利用料は安く抑えたいところですね。

じゃあ、利用料金を安く設定している施設を中心に探せばいいんだ!

ちょっと待って!
確かに月額利用料金を安く抑えているのはありがたいけれど、大体の施設は「最小限、これだけかかりますよ」とうたっているところがほとんど。
家賃や管理費が安くても、介護サービスを受けるには、その人の介護度やサービスを受ける頻度によって利用料金が変わってくるんですね。

うちの親はまだ要介護1だから、そんなに介護保険料は高くないでしょ?

確かに時間当たりの介護単価は低いかもしれませんが、その方の年収によって自己負担割合が2割とか3割に増えることもありますよ。

そうか!でもうちの親は年金以外に収入はないし、要介護1といってもそんなに人の手を借りなくても生活できるから、最小限の介護保険料がかかるだけじゃないの?

介護支援はさほど必要なくても、病院にかかった時の診療費とか薬代は別途必要になりますし、理美容代や「し好品」の購入費も加わりますよね。

なるほど。料金だけで決めていいわけじゃないんだ。でも立地条件も考慮すべきかな?
車があるから駅から遠くても不便じゃないしね。

お車のある方は駅から遠くても不便さは感じないかもしれませんが、急遽施設に行かなければならないときに、家族の誰かが車を使っていたら困りますよね。
それに、施設にご両親を預けても頻繁に家族が顔を出していると、施設の対応も変わってくるのも事実なんですよ。

みんな平等にお世話してくれてるんでしょう?

もちろん、どの施設もそのように対応しているはずですけどね。
しかしながら、しょっちゅうご家族が来ている方とそうでない方では、どうしても対応の仕方に差が出てしまうというのも事実。

これは私が実際に親を入居させたときに感じたのですが、家族が顔を出すと施設スタッフの方は気を遣ってくれるようですよ。

なるほど、そういうこともあるのか・・・
親を入居させても気軽にいつでも行けるように、やはり駅からの利便性も考えないといけないんだ。

今は実に多くの介護施設が軒を並べていますが、最初の施設がご本人にとって会っているとは限りません。

その場合、他の施設に転居も考えないといけないと思うのですが、一時入居金が高すぎると退去も難しくなりますよね。

そういうことも考えて、できれば入居金が無いか、安いところ、しょっちゅう様子を見に行けるように交通の便のいい所を探したほうがいいと思いますよ。

まとめ

自分の親が認知症になって介護が必要になった場合、身内で介護するのはとても難しいことです。
特に自分で仕事を持っている場合はなおさらです。
無理して親を介護しようとして、精神的にも肉体的にも参ってしまっては元も子もありませんし、認知症の親に手を挙げるようなことになっては大変ですよね。
身内の介護疲れで暴力事件や殺人事件が起きるのも、それだけ身内の介護が難しいということなんです。
親であっても認知症になると人格がカラッと変わって、それに対処するのも難しくなります。
ここはひとつ、親も家族も落ち着いて暮らすにはどうしたらいいのかを考え、場合によっては介護施設に入居させるという選択肢もあることを頭に入れておいてほしいと思います。
親の介護で誰にも相談できない、頼れない、そんなお悩みの方には同じように親の介護で悩んでいた私の介護経験をご参考にどうぞ!

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